「ミステリーインパラダイス」は、2011年から放送されているイギリス・フランス共同制作の大人気ミステリードラマシリーズです。
パラダイスなはずなのに殺人事件が次々発生するという、コナンの米花町にも似た南国の島が舞台のこのドラマ。ハマっちゃいますよね。
今回は、初代主人公リチャードの衝撃的な死亡、リチャード降板理由と再登場の情報を中心に、ドウェインの降板理由とロケ地情報もご紹介します!
ミステリーインパラダイスのリチャードが死亡!降板理由は?
リチャードが死亡! 衝撃すぎる展開
シーズン3第1話の冒頭、リチャードは偶然島で再会した大学時代の同級生の集まりに参加します。25年ぶりの再会でしたが、リチャードが変わり者なのでみんなそんなに歓迎していない様子(笑)
「頭が痛い」といってゲームに参加するのを避け、ベランダの椅子に1人で座るリチャード。
気がつくと1時間もベランダにいます。
心配になって見に行った同級生が発見したのは、左胸にナイフが刺さったリチャード!
リチャードは死亡していたのです。
と、いう驚愕の展開で初代主人公リチャード・プール警部補が死亡により退場してしまうのです。
主人公が交代するにしても、こんな衝撃すぎる展開ってなかなかないですよね。
パーティーが苦手なリチャードを心配して、「大事件だ!」って言って救出しに行こうかなってドゥウェインが話していたんで、救出してあげてれば⋯って今さらながら思います。
リチャードが殺された直後、後任の警部補ハンフリー・グッドマンがロンドンから到着するという目まぐるしい展開に、視聴者も署員たちも頭が追いつきません。いくらなんでも展開早いって!
実は、この「リチャード死亡で退場」プロットは、リチャード役のベン・ミラーの提案だったそうです。リチャードにはどこかで生きていてほしかったけれど、当の本人が望んだ結末なら仕方ないですね。
リチャードの降板理由は?
ミステリーインパラダイスは、実際にカリブ海の離島で撮影が行われていて、キャストは1つのシーズンの撮影のために半年は島に缶詰めだそうです。しかも、島には施設・設備が充実していないので、俳優が家族を連れてくることも難しいみたい。
リチャード役のベン・ミラーは、シーズン1の撮影が始まったばかりの頃にパートナーの妊娠が発覚したんだそうです。
ドラマのほうは絶好調で、シーズン2の撮影が早々に決まりました⋯ということは、また半年間、離島に缶詰めです。このままシーズン3以降も続行するとなると、1年の半分は確実に家族と離れ離れ。子供は半年であっという間に成長してしまいますよね。
ベン・ミラーは、「仕事と私生活」のバランスを取るのに悩んだ末に、家族との時間を優先し、シーズン2をもってミステリーインパラダイスを降板することを願い出たそうです。
2013年4月にリチャード役のベンの降板が発表され、ベンは2013年9月にパートナーと再婚しています。現在も2人のお子さんとともに幸せな家庭を築いているようです。リチャードファンには悲しい降板でしたが、ベンの家族にとっては正しい選択でしたね。
ベンはインタビューで、
生涯をかけられる仕事だったけれど、物理的に続けられる気がしなかった。私の個人的な状況が複雑にしてしまったけれど、とても恋しく思うだろう。ここが好きなんだ。
と言っています。
リチャードが再登場したって本当?
リチャードほど愛された警部補キャラクターはいませんでした。なので、リチャードの死亡による退場は衝撃でしたね!
そんな愛されキャラリチャードが再登場した回があるんです!
視聴者の切なる願いが伝わったのか、リチャードは、シーズン10第6話に再登場します。
このエピソードでは、カミールのママでバー経営者のキャサリンが何者かに襲われ怪我を負います。娘のカミールも久々にパリから戻って、島での捜査に参加します。
キャサリンに後遺症が残るかもしれない、意識が戻らないかもしれない、という状況で、キャサリンの無事を祈るカミールがビーチで1人泣いていると・・・
リチャードの再登場です!
島で撮影したのかCGかはわからないんですが、スーツ姿のリチャードが確かにビーチに座っている!!
しなかったことや伝えなかったことを後悔するのは、時間の無駄。
今からやることが大事。
ママのところへ行って、手を握って愛してるって言うだけだよ。
って言って、消えちゃいます。
リチャードはいつまでもカミールの心のなかで大いなる支えとなっているんですね。
視聴者も、久々にリチャードを観て大興奮したと思います!リチャード役のベンには圧倒的な魅力があるんだなって、改めて思いました。
ミステリーインパラダイスのドウェインは降板した?理由は?
ミステリーインパラダイスの名脇役といえば、オノレー署の警察官ドウェイン・マイヤーズです。
陽気で適当なお調子者だけど、憎めない。ミステリーインパラダイスに欠かせないムードメーカー的キャストです。
ドウェインはシーズン1から登場していましたが、シーズン7で降板しました。
降板理由は、明らかにされていません。ドウェインが降板した時期のドウェイン役のダニー・ジョン・ジュールスの出演作をチェックしてみたんですが、子供向けのアニメシリーズ「Robozuna」に出演しています。ミステリーインパラダイスは離島で半年缶詰めですから、スケジュールの調整が難しかったのかもしれないですね。
ドウェインの降板に関しては、ドラマ内の設定もちょっとあやふやです。
ドウェインが居なくなったシーズン8の第1話で、
ドウェインから連絡は?お父さんと航海中だろ。
昨日電話がありました。キューバ沖で故障船の乗員を救助したそうです。
なんて会話がしれっとされるだけ。父との時間を取るための休暇という設定で、その後ずっと出て来ないという中途半端な退場でした。
ドウェインが復帰したって本当なの?
シーズン7で説明もなく降板してしまったドウェインですが、シーズン13第6話でマーロン巡査の後任として復帰しました!
しかも、ドウェインはシーズン14にも引き続き出演しています。シーズン15にも出演するとか!ドウェインのファンとしては嬉しい限りです!
主人公が次々と交代するという不思議なドラマシリーズですが、パターソン署長とキャサリンとドウェインだけは、シーズン1から引き続き出演してくれているということになりますね。
ちなみに、ドウェインは、ミステリーインパラダイスの2021年と2024年のスペシャルドラマにも登場しています。
ミステリーインパラダイスのロケ地が知りたい!
ロケ地はどこ?
ミステリーインパラダイスのロケ地は、カリブ海の南部にある「グアドループ」という島の北西部にある「デエエ」という町です。
グアドループは独立した国ではなく、フランスの海外県で、デエエは32あるグアドループ県のコミューンの1つです。コミューンというのはフランスの行政区分の呼び名です。
「Deshaies」と書くんですが、フランス語読みで、『デエエ』と読むそうです。
デエエは、人口4000人弱くらいの、西にカリブ海、東に山脈を擁する自然豊かな町です。歴史的には不遇の時代が長かったようですが、このドラマのロケ地となってからは観光でそれなりに潤うようになったのではないでしょうか。
ドラマでは、セントマリー島はイギリス領で、ロンドンから次々に警部補が派遣されてくる設定になっています。ただ、歴史的背景から、島にはフランス人が多く住んでいてフランス語が多く使われているという設定にもなっています。
ロケに使われた建物は、実際にあるの?
オノレー署
1850年代頃に建てられた赤い三角屋根のデエエ教会堂の横の、神父さんの執務室だったところがオノレー署の建物だそうです。今では観光名所となっていて、グーグル・マップで調べると、「Honoré Police Station」ってピンが出てきます。有料ですが、中に入れるそうですよ。室内や看板はドラマのセットのままになっているそうです。
キャサリンのバー
オノレー署からすぐの海岸沿いには、キャサリンのバーの撮影場所となっている「Le Madras」があり、こちらは普通に営業しているので飲食が可能です。
歴代警部補の住居
こちらも、ビーチに実際にある建物だそうです!びっくりです。
デエエは、雨季もハリケーンもあるみたいだし、夜は20℃くらいまで冷え込むそうなので、あの家に実際に住むのはちょっと怖いなって思いますね。
これらの他にも、実在するホテルなどが撮影現場として使われているそうです。
調べたところ、地元の人がミステリーインパラダイスのロケ地ツアーをやっているみたいです。
しかもガイドさん自身がミステリーインパラダイスにエキストラ出演したこともあるそうで、撮影現場の裏話もたっぷりと聞かせてくれるそうです。日本からはとっても遠いけど、うーん、行きたいですね!
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